10月28日(火)、29(水)の1泊2日で計11名が富士山麓に集合し、標記同窓会が開催されました。お天気は、前日までの曇天が一転して好天になり本当に幸運でした。
集合場所は富士宮市の「静岡県富士山世界遺産センター」。富士山の歴史、文化、自然を紹介する拠点施設で、その展示棟はヒノキの格子で覆われた逆円錐形(逆さ富士?)のユニークなフォルムが特徴で、建築家伴茂氏のデザインによるもの。吹き抜けの4階建てのスロープは低照明で、我々後期高齢者にとっては少し足元の覚束ないものでした。
その後「白糸の滝」へ移動。この日は、トランプ米大統領が6年振りに来日し高市新首相と会談、また米大リーグワールドシリーズとプロ野球日本シリーズの共に第3戦という世相何とも賑々しい日ではありました。従って勇壮な滝を目の前にしながらも野球の結果が気掛かりでしたが、滝を見終わった頃なんとドジャースが延長18回裏フリーマンのホームランによりサヨナラ勝ちしたのでした。
宿泊場所「休暇村富士」に到着した時富士山は山頂下に雲をまとい、まさに♫あたまを雲の上に出し・・でした。夜の宴会では、いつもの病気、薬の話よりは専ら身に降りかかった災難の話。警察官を名乗る振込詐欺に遭った、以前住んでいた会社の寮の住所を知っていたので信用してしまったとか。その少なくない被害額に一同唖然。また仏ルーブル美術館の外で連れを待っていると、若い数人の女性に囲まれ気分を良くしていたら財布が亡くなっていた。逆に豪州の島に旅行した時財布を落としたが、帰国後現地の警察から見つかったとの連絡があり銀行に振込みがあったとか。こんなことは日本人に限った美徳ではなく、親切な人は世界中に居るんだとか。
あくる日はゴルフ組と観光組に分かれましたが、やはりあたまを雲の富士山に見守られながら楽しく過ごしました。いやー富士山て、しみじみいいですね。
(執筆者:小原 秀夫)



