兵庫支部では、今年度の見学会を11月12日に開催し、関係各社様のご厚意とご協力によりまして、29名の参加のもとに阪神三宮駅改良工事と神戸ハーバータワー新築工事を見学させていただきました。
阪神三宮駅は、阪神なんば線開業による阪神三宮~近鉄奈良間の相互直通運転に先立ち2007年に改良工事に着手。東改札口の新設、構内配線の変更などを終え、駅の利便性向上と周辺の歩行者ネットワーク拡充が進んでおり、来春の完成に向けて工事も終盤に差しかかっています。施工にあたっての旧地下構造物の解体上の工夫、神戸の玄関口に相応しい内装工事の考え方などを興味深く拝聴しました。
 神戸ハーバータワーは神戸港を一望できる場所に立地する35階建て高層マンションで、固さが異なる二つの構造体とダンパーの働きで、構造体が負担する地震エネルギーを低減する超高層制振構造システムが採用されています。現地では二つの構造体とダンパーとの接合部分を拝見するとともに、高層階からの眺望を楽しむことができました。
 懇親会には、見学会でご案内いただいた方々も駆けつけてくださり、和やかなひとときを過ごすことができました。
 これからも皆さまに興味を持っていただける見学会の開催を企画していきますので、今回ご参加できなかった方も含め、より多くの支部会員の方々にご参加いただきますようお願い申し上げます。













阪神三宮駅:左はコンコース階、右はプラットホーム階を見学しています。













神戸ハーバータワー:左は構造体内部を見学、右は工事概要説明の様子です。


懇親会:神戸港の夜景をバックに楽しいひとときを過ごしました。
 
(文責:兵庫支部幹事長 桜井秀憲C80)
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