昭和47年土木工学科卒業生同窓会は10月17日(木)箕面観光ホテルで開催されました。これまで泊まり掛けの同窓会は卒業後5年毎に開かれていましたが、開催間隔が開き過ぎるという声があり、一昨年の45年会の2年後の本年に開催の運びとなりました。
 総会に先立って母校見学会が開かれ、午後2時前に北千里の工学部建設系建物に集合し、まず中谷助教に施設を案内していただきました。我々は工学部が東野田から北千里に移転した後の最初の学生で、建物自体は昔と変わりませんが、外壁は当初の無塗装の打ち放しではなく塗装されて、内部を含め綺麗にリニューアルされていました。間取りは若干変わっており、研究室には高速コンピュータや、学生各自にパソコンが割り当てられていて、パソコンの無かった我々世代からすると隔世の感です。また隣接する実験棟にも案内していただき、四十数年前にもあったと覚しき装置も見掛けて、懐かしく感じました。中谷助教および現場に居合わせて説明していただいた学生の皆様に感謝です。
 次に青木伸一教授に約2時間にわたり、最近の社会基盤工学部門の様子や研究内容の紹介をして頂きました。近況では、三つ折りのリーフレット等での説明でしたが、大学新入生の保護者会で使った資料だということで、保護者会があるということにも驚きました。また、大学を取りまく課題として、運営面では予算の減少・ランキング競争・コンプライアンスなど、研究面では業績重視の風潮・至近の確保・実験施設の維持について、教育面では情報化時代,安定志向への対応などについてご説明いただきました
 続いて最近の研究として、関西地方を襲った昨年の台風21号、特に高潮についてお話しいただきました。 つい先日台風19号が長野・関東・東北に大きな被害を及ぼした直後だけに大変興味深く拝聴し、社会基盤の課題についての認識を新たにしました。
 久しぶりの大学訪問でしたが、構内の樹木が大きく育って、大学らしい落ち着きを見せていました。今回の見学会開催にあたっては青木教授には何かとお骨折りを頂き、大変有意義な催しとなり、大変感謝しています。ありがとうございました。
 見学会を終えたのち場所をホテルに移し、大阪平野を一望しながらの入浴の後、懇親の宴となりました。各自の近況報告があって、予定の2時間では収まらない為、大高寮歌を朗唱して第一部を終え、場所を客室に移して例によって遅くまで歓談しました。
 翌日、ゴルフ組は神有カントリー倶楽部に向かい、観光組は箕面の滝方面を散策し、帰途にある割烹小料理屋でせせらぎの音を聞きながら昼食を頂いて解散しましたが、数人はこの機会にと石橋のキャンパスにも覗きに行きました。
 今回の同窓会の参加者は14名と若干少なく、特に関西以外からの参加は3名だったことから、次回は関東方面で開催することを決めました。
 今回は母校見学会も開催して、充実した同窓会となりました。

↑実験室の様子

↑集合写真

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