第42回 学生設計優秀作品展 -建築・都市・環境- 出展 (主催:レモン画翠)
■大変だったこと
まずぶつかった壁は、大学4年間の締めくくりとしての卒業制作で何をするかということです。色々なことを考えた結果、何か自分の中にある要素がほんの少し滲み出すような作品を作りたいと思い、最初の構想の段階から最後のアウトプットの期間に至るまで、自分というものを丁寧に見つめ直す作業をしながら制作を行いました。そして3ヶ月ほどの期間の中で、自分が思い描く現実と非現実の間のような独特の世界観をどう表現するか、そして建築としていかに魅力的なものを設計できるかに取り組みました。最終的に表現方法や建築としての成果物を評価していただけたことを嬉しく思います。講評会でいただいた様々な意見を活かして今後も設計に取り組みたいと思います。
■受賞の喜び
審査員の先生方に話を聞いていただき意見をもらうことで、今までとは異なるまた新たな視点から作品を見ることができ、とてもいい経験になりました。また展覧会に見に来た建築学生が、作品を見て熱心に質問や感想を言ってくれたり、パネルや模型の写真を撮ったりする姿を直接見て、とても嬉しく感じました。展示会場には全国の建築学生の作品がたくさんあり、それぞれ表現方法は様々ですが、どれも作者の作品への思いが強く表れている素晴らしい作品ばかりでとても刺激になりました。
■これからの抱負
今回の卒業設計を通して得た経験をもとに今後も建築を学び、社会に出るための準備をしたいと思います。また、自分が興味を持つ事柄に対して全力で取り組み、しかるべき知識を身につけ、それらを生かして豊かな社会に貢献していきたいと思います。
建築工学部門 修士1年 宝角成美
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