構築会兵庫支部 平成27年度見学会・懇親会の概要

 平成27年度の見学会は、11月中旬の絶好の秋晴れのもと、世界初の工法で建設が進む新名神高速道路の「武庫川橋」や、築80年をむかえた国登録有形文化財「ヴォーリズ六甲山荘」を訪れました。

 最初に訪れたのは、2016(平成28)年度末の開通に向けて順調に工事が進められている新名神高速道路の「武庫川橋」です。

 コンクリート箱桁橋のウェブを蝶型形状の薄型パネルに置き換える「バタフライウェブ構造」を採用した世界初のエクストラドーズド橋であり、上部工の大幅な軽量化により、耐震性の向上と工期短縮を図っているとのことでした。

 今回は、工事用エレベータで高さ約70mの主桁まで昇り、最新の技術について間近で興味深く聞かせていただきました。

IMG_3766

 次に訪れた「ヴォーリズ六甲山荘」は、1934(昭和9)年の建築当時の状態が保たれており、ヴォーリズ建築の中でも建築的価値・希少性の高い建物です。

 2008(平成10)年に、NPO法人アメニティ2000協会が「ナショナルトラスト方式」で寄付により購入し、保存・管理・運営されています。

 今回は、施設を貸し切りで当協会の方々にご案内いただき、細かい造りのひとつひとつに込められたこだわりや、築80年の木造建築でありながら劣化がほとんどないヴォーリズ建築の素晴らしさに触れることができました。

IMG_3806 IMG_3779

 その後、摩耶山の「掬星台」に立ち寄り、10月に開催された夜景サミット2005in神戸で「日本新三大夜景」に選ばれた神戸・阪神間の幻想的な夜景を堪能したのち、三宮駅周辺の和食料理店に場所を移して懇親会を開催しました。

 六甲山での散策の疲れを癒しながら大いに盛り上がり、見学会・懇親会あわせて30名の参加者で楽しいひとときを過ごすことができました。

_

兵庫支部幹事長 白井真太郎(C93)shintaro_shirai@office.city.kobe.lg.jp

※兵庫県内に在勤・在住でメール案内が届いていない方は是非ご一報下さい。

 

| 兵庫支部 |